ブラジルポルトガル語の独特の表現
登録日:2011年8月2日「ポルトガル語」といっても、「ブラジルポルトガル語」にはブラジル独特の表現がいくつかあります。
中でも一番耳に入るのが”Pois não?”(ポイス・ノン?)でしょう。
お店で、学校、ホテルやビルの受付で挨拶代わりのように言われます。
接客業なら必ず冒頭で使います。
直訳すると、”Pois”が「それなら、それでは、何故なら」、そして”não”が「いいえ」「では~ない」など、否定形になります。
“Pois não”は表現で「かしこまりました」「承知しました」です。
面白いのは、イントネーション又はニュアンスで疑問か肯定となることです。
挨拶代わりの”Pois não?”は「何にしますか?」で、注文をしてからの”Pois não”が「かしこまりました」になります。
こういう感じになります。
店員(例えばお肉屋さん):Pois não?(ご注文は?)
客:Eu queria cem gramas de carne.(牛肉100グラムください)
店員:Pois não.(かしこまりました)
初めの頃はその区別がつかず、苦労したという話をよく聞きます。イントネーションが違うだけだから、確かに微妙ですよね…
ブラジルでは逆に、日本料理店に行くと必ず言われる「いらっしゃいませ!」に対して、ブラジル人は「どう答えたらいいの???」と一瞬固まります。文化の違いですね。
ブラジルへいらしたら、是非観察してみてくださいね!
ブラジルに住んだことありますが、「かしこまりました」としてpois não と言うのは初めて聞きました。
2021年9月15日
ゲスト -